嘘つきな唇
第5章 *未来予想図*
「有り難うございました。
お父さんお母さんこれから、
ご指導よろしくお願いします。」
「ああ、いつでも来なさい。雪奈もな♪」
「……ええまた来るわ♪……」
「……ルウさん!……運転気を付けてね?」
「はい。有り難うございます。
お邪魔しました。おやすみなさい。」
俺は玄関先で雪奈のご両親に、
深々とお辞儀した。
……そして雪奈と……
俺の車に乗りホッと一息ついた……
「……ルウお疲れ様♪……」
「……雪奈……大丈夫だよ。帰ろっか♪」
「……ええルウ……運転気を付けてね!」
「……ん?なんか……
俺今日信用ないんですけどww
お母さんも言ってた。笑」
「……ルウが……
疲れてると思って皆心配なのよ。
お酒も飲んでるし……」
「……そっか、ありがと!……
でも全然疲れて無いから大丈夫だからww」
「……そう?……じゃあ帰りましょ♪」
「……ああ!……
雪奈のマンションでいいよな?」
「……ええ有り難う、ルウ♪……」
俺は雪奈のマンションに向って、
車を走らせた。