嘘つきな唇
第6章 *最愛*
……私はルウに電話を掛けた……
終わったら掛けるように言われてたから……
「……ルウ?終わったわ……」
「……雪奈……
7年間お疲れ様……今何処?……」
「今まだ会社の近く歩いてるわ。」
「……じゃあすぐ迎えに行くよ……
祝賀会やろうよ♪二人だけで♪」
「……ええルウ有り難う♪……」
「……雪奈……
10分ぐらいで行けるけど荷物とかある?……」
「……ルウ花束がね♪……
花束が結構たくさん♪
だから一度家に帰りたいんだけど……」
「……解った!……じゃあ、
雪奈、家で待ってて?そこで……
花束抱えて待つの無理でしょ?」
「……そうね!……確かに!」
「大丈夫?雪奈花束持って家まで帰れる?」
「……大丈夫よ……
スーツだから着替えたいしルウ家に来て♪」
「……OK♪……雪奈♪
急いで行くよ、待ってて♪」
「……ルウ気を付けて来てね……」
「雪奈こそ!気を付けて帰れよ?」
「……ええルウ有り難う♪……
じゃあ待ってるわね♪」
……私は急いで家に向った……