
嘘つきな唇
第7章 *新境地*
俺達は大型のショッピング店を見て回った♪
大型店だけあってさすがに全部揃ってる♪
ベットや洋服たんすやテーブルとかいろいろ♪
「……雪奈♪……なるべく色揃えない?」
「……そうね♪……ルウは何色がいい?」
「……そうだな!……やっぱ、
落ち着いた感じの色かなあ♪」
「……そうねえ……どうしようかー♪」
「……パープルとかブルーは?……」
「ええいいわね♪見ながら決めてきましょ♪」
「……そうだな♪……」
雪奈との買い物は楽しかった♪
……だけど……
一通り見てる時に俺は何故か、
背筋が凍り付く思いを、
感じずには居られ無かったんだ……
……えっ、なんで美砂!?……
まさかな!?……
……そう……
俺の視線の先に写ったのは……
……美砂だった……
……まさか美砂も大阪に?……
……いやそんなはずは無い……
きっと見間違いだろう……
……俺は強引に……
見間違いにしようとしてたんだ……
……それなのに……
……この日美砂かどうか……
だと言う真相は何ヶ月か後に解る事になる……
