嘘つきな唇
第7章 *新境地*
「てかほんとに高橋さんの、
職場に入れて貰えるんですか?」
「ああ♪俺が一番上だから大丈夫だよ♪
それに我が社はコネとか珍しく無いんだww
そりゃちょっとは言われるけど、
そう言うのはルウくんは平気かな?……」
「……大丈夫です!……いろんな、
しがらみは俺は慣れてるんで。笑」
「……まあ……
噂なんてのは時が経てば無くなるから♪
後は仕事さえ頑張ってくれたら、
俺は明日にでも歓迎するよ♪」
「ほんとに有り難うございます!
こんなに早く新しい仕事が、
見つかるなんてほんとに奇跡です。
勿論仕事は精一杯頑張ります!
よろしくお願いします!」
「こちらこそよろしくな!
じゃあ話し進めていい?
ルウくんいつから来れるの?」
「……はい!……
是非お願いします!そうですね……
結婚式の1週間後とかは大丈夫ですか?」
「……大丈夫だよ♪……明日、
早々に大阪支店長に話し着けとくから♪」
「ほんとに助かります!
因みに給料ってどのくらいなんですか?」
「……ん?……手取りで100万♪」
「……えーッ!!……給料がですかあ!?」
「……うん♪……まあ、
我が社は一応一流企業だから♪
初任給は80万だけど勘弁してね♪」
「……ああそうですよね……
一流企業だったらそのくらいが、
相場なんですね?
そんな給料俺貰った事無いですよ。
ホストの給料ですよ、それww」
「……アハハ!……確かに♪
頑張ってたら我が社はどんどん、
給料上がるからルウくん、
頑張ってな♪期待してるぞ!」
「……はい!頑張ります!……」
こうして俺達はまた握手をした。