嘘つきな唇
第8章 *永遠の愛*
「……ルウさん……
あんまり無理しないようにね?」
「……そうよ、ルウ……
私も直ぐ昼間の仕事探すから、
昼夜はちょっと考えてね?」
「……有り難う♪……
でももう決めたから!心配しないで?雪奈♪」
「……ルウくん!……
体キツくなったら夜は直ぐ辞めるんだぞ?」
「……はい、解りました……」
「……あらお父さん……もうこんな時間よ!」
「……あっ、ほんとだ!……」
「……貴方♪……
美味しい食事も食べたし♪
そろそろ新婚さんのお邪魔は、
遠慮しましょ♪」
「……お母さんww……」
「……ああそうだな!……
ルウくん、疲れてたのにほんとに、
有り難うな♪
最後に雪奈とゆっくり話せて、
良かったよ……」
「……お父さん……最後だなんて……
またいつでも逢いに帰って来るわよ♪」
「……そうですよ!……お父さん♪」
「……ああ有り難う♪……」
お父さんがレシートを持ったから、
「……あっ、お父さん!……
今日は俺に奢らせて下さい!」
「……いや……
今日はお祝いだからこっちで払うよ♪」
「ほんとにご馳走したいんです!」
「……そうか!……
じゃあご馳走になるか、母さん♪」
「……ルウさんよろしいの?……」
「……はい、是非!……」
俺はそういうとレシートを持って、
レジに向かった。