
嘘つきな唇
第9章 *第2の人生*
「有り難うございました。お幾らですか?」
「……はい!……35000円です。」
……え、マジ?……4万行かねーの♡
「……はい。じゃあこれで……」
「有り難うございます!
では後は指定日着に合わせて、
運送致します!失礼致します。」
「……はい!……
よろしくお願いします!有難うございました♪」
……バタン♪……
「……てか雪奈!……
マジでここいいじゃん!登録しとこうぜ♪」
「……そうね!……ほんとに、
30分で終わったわね!びっくりしたわ!」
「……ああ!……
値段も4万行かないしな♪超安いよ♪」
「……良かったわ♪……」
「……てか見事に……何にも無くなったな……」
「……この部屋……こんなに広かったのね……」
「……雪奈……
今日夕方にはいよいよ大阪に向かうけど……
ガスは電話で済むの?」
「……ええ♪……
電話で済むわ。今電話するわね♪」
「……ああ♪……じゃあ、
お昼外で食べてそのまま大阪向かうけどいい?」
「……ええいいわ♪……あ、
行く時に大家さんに挨拶だけするけどいい?」
「……ああ勿論!……大家さん家近いの?」
「……ええ♪……5分で着くわよ♪」
「……近いな。笑……」
「じゃあガスだけ止めるわね?」
「……了解!……」
……いよいよだなあ!……
