
嘘つきな唇
第9章 *第2の人生*
「……すみません!……
おはようございます。よろしくお願いします!」
「……あ♪……奥様ですか?」
「……は、い……よろしくお願いします♪」
「かしこまりました!」
「……雪奈!……
30分ぐらいで終わるらしいよ!」
「……えっ!そんなに早いの?……」
「……なんか……
安さと早さがモットーだって♪」
「……そうなの?……」
「今日は叔父さんばっかだから、
雪奈ヤキモチ妬かなくて済むね。笑」
「……もおww……何よ、ルウ……」
「……ハハ♪……てか俺らも、
何か手伝うべきだよな?」
「大丈夫よ♪ほとんど纏めてあるのよ。
ただ運ぶだけのはずよ♪」
「そうなの?さすが雪奈だな♪」
「……ふふ♪……でも一言言ってくるわ。」
「……ん?……」
「……すみません……
だいたい纏めてあるんだけど、
解らない事があったら聞いて下さいね!」
「……はあい!……
纏めてあるんでやりやすいですよ。
助かります♪」
「……良かった♪……」
……ああ、そう言う事か!……
今日の引越し屋はマジで作業が早かった♪
手際もめっちゃ早い!
……俺もここにすれば良かったな!……
……そして30分後……
「終わりましたあ!」
……えっ、マジで!?……
マジで作業は30分で終わった!!……
……つーか早ッ!!……
