
嘘つきな唇
第9章 *第2の人生*
「……てか……
荷物無いならもうホテルしか無いかww
泊まれるかなあww」
「……そうねえww……」
「……雪奈……
この前泊まったホテルあるじゃん?
あそこ聞いてみようか?♪」
「……でもあそこ高いわよ?……」
「……雪奈……
この際そうも言ってられないよww
大阪詳しく無いし……」
「……そっかww……探しようが無いわねww」
「……ああ……時間も無いし……まあ、
明日から節約心掛けるとして、
最後の贅沢しよう♪」
「……うん……電話番号解るの?」
「……ああ♪……お気に入りだったから、
バッチリ登録してあるよ♪」
……そう言うと……俺はホテルに電話を掛けた。
……空いてます様に!……
「突然すみませんが今夜、
2名なんですが部屋空いてますか?」
「そうですか?あ、はい!お願いします!
ええ、11時頃になります。大丈夫ですか?……」
「……大丈夫ですよ……お気を付けて♪」
「……雪奈良かったあ!……空いてたあ♪」
「……ほんとに?良かった!……
ルウよく思い付いたわね♪」
「……まあね♪……
登録しといて良かったなあ♪」
「……そうね♪……」
