
嘘つきな唇
第9章 *第2の人生*
「……雪奈……いつもの窓際でいい?」
「……ええ♪……」
……そしてまた窓際の席に座った……
「ルウってほんとに窓際好きよね♪」
「……だって……雪奈と、
星空見れたらラッキーじゃん♪」
「……ルウ有り難う……」
「……いえいえ♪……
今夜はもう遅いから星見れないな……」
「……そうね……」
……私は……
こんな理由でルウが窓際の席を、
選んで居た事を初めて知った……
……ルウはこんなにも私を愛してくれてる……
……そう思ったら……
また一つルウが好きになった……
……ルウはほんとに……
きっと優しい人なんだと思う……
……そんな人の……
奥さんに慣れて私はほんとに、
幸せだ……
「……ルウ有り難う……」
「……ん、何が?……」
「……なんでも無いわ……ルウ何食べる?」
「……そうだなあww……」
……簡単に出来て……
手っ取り早く出来る奴!なんて違うか。笑
