
嘘つきな唇
第10章 *新しい扉*
「……でもマジで美味いね♪……
海の幸♪」
「……ほんとね♪……
近くに市場があるってほんとに最高よね♪」
「……そうだね♪……
東京に居た頃は外食ばっかだったけどww
これからは、
家でなるべく食べたいよな♪
雪奈の愛の手料理♡」
「……頑張って……美味しい料理作るわね♪」
「はあ雪奈♪めっちゃ美味かったあ!
ほんとにご馳走様♪」
「……いえいえ♪……ほんと、
美味しかったわ♪ルウもお疲れ様♪」
……その時丁度俺の携帯が鳴った……
……あ、拓磨だ♪……
「……雪奈♪……
ちょっとごめんねww拓磨から電話だ♪」
「……いいわよ♪……」
「……もしもし拓磨?……
お疲れ様♪仕事終わったの?」
「……ああ、ルウ♪……お疲れ!
さっき終わったよ♪
新婚初日邪魔してごめんな~」
「……拓磨全然大丈夫だよ♪……
丁度夕飯終わったし♪」
「……そうか、良かった♪……」
「……拓磨♪……
あさってからほんとに仕事、
よろしくお願いします!」
「……ルウ!……
こちらこそよろしくお願いします♪
ルウ頑張れよ!」
「……うん!……
拓磨の顔に泥塗らない様に頑張るよ!」
「……ルウ!…… 俺の事は、
あんまり気にしなくていいから!
頑張ってやってくれたらそれでいいよ♪
後あさって俺も大阪支店に行くから♪」
「……えっ、拓磨……そうなの?
めっちゃ心強いよ♪」
「ルウの出社時間に合わせるから、
一緒に待ち合わせして会社に行かない?」
「……あ、うん!……超助かるけど拓磨いいの?
っても俺まだ大阪駅ぐらいしか、
解ら無いんだけどww」
「……いいよ♪……
その方がルウも心強いだろ?
後俺が紹介者だし俺が一緒に、
社長に挨拶しないといけないんだ。
じゃあ大阪駅でいい?」
「……拓磨有り難う♪……
なんかほんとにいろいろ悪いね。
うん、大阪駅で♪拓磨は車?」
「……ルウ全然悪く無いよ♪……
ルウと一緒に働けて嬉しいし♪
ああ、俺は電車で大阪駅に行くよ♪」
「.……そっか……拓磨、
東京からだもんね……なんか、
俺の為にすみません……」
「……ルウ♪……気にすんなって!
言ってるだろ?お前に、
声掛けたの俺なんだし♪」
「……そうだけど……」
