
嘘つきな唇
第3章 *決心*
……ルウ宅……
……カチャッ……
「……ただいま……」「ルウなの?」
……俺は……
2日振りで女の元に帰って来た。
一気にしてリアルな現実に、
押し潰される……
「……ルウ!……
どういう事よ!ちゃんと説明しなさいよ!」
「だから昨日電話で説明したろ?
あのまんまだよ!」
「納得いかないわよ!
貴方!店休める立場!?」
……案の定……
女は凄い剣幕で怒鳴って来た。
……俺はもう……
いい加減ウンザリだった……
「……疲れてんだよ……少し眠る……」
「……ルウ待ちなさいよ!……」
「……なんだよ?……」
「解ってるでしょ?ルウ……
抱きなさいよ……
昨日の分もたっぷりとよ?」
「……だから疲れてるって!……」
「……無理よ!……
昨日1人で慰めたのよ……
ルウ、貴方が居ないから……」
「……ッツ……」
「……ルウ……早く抱いてよ……」
「……そしたら……
昨日店休んだ事許してあげるわ。」
「……解ったよ……」
……俺は……
何を言っても無理だと思い、
女を抱いた……
……雪奈と散々……
SEXした体で女を抱いた……
……雪奈ごめん……
……俺は最低なヤツだ……
これが現実なんだ……
