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放課後は保健室で

第3章 おにぎりの具は何ですか




「………鍵貸して下さいお願いします」


「良くできました」


にやっと笑って頭をわしゃわしゃされる。

結といい先生といい私の髪の毛との格闘を邪魔しすぎだ。


「だ―!!子供扱いしないでください!」

「うっせ、まだ子供だろーに」


「これでも立派な女子高生です」


ああそうかよ、とふわっと笑った自然な笑顔に私の心がドキンと鳴った。


やば、「ふにゃ」「へら」「にや」に比べられないくらい格好いい。


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