無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

誰か先生に見つからないよう足音をたてずに廊下を急ぐ。

なんか久々に楽しくなってきて大声で笑いたくなったが、こらえる。

「ねね、結。私いますごい楽しい」

「しぃ！抱きしめたくなるから可愛いこと言わないの」


結に怒られだまって後ろをついていく。

保健室は一階なので階段を全部降りなくてはいけない。二人の足音が階段に響く。

足音を消して階段を降りることはなかなか難しく、何回も転びそうになった。