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放課後は保健室で

第4章 ぶたさんは見ていた



チャリ、とポケットで鍵が鳴る。


返しに行かなきゃなあ…


ぽわんと先生の顔が浮かぶ。


メガネの奥の切れ長の目、すっと通った鼻、ミルクティーのような色の髪の毛。


一瞬垣間見た自然な笑顔がすっごい格好良かった。


…まああの言動でプラマイゼロだけどね。

惚れさせる発言なんて一体どれほどの自信があって言うんだか。



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