テキストサイズ

放課後は保健室で

第5章 余熱で3分




「車。ほら行くぞっ」


ちゃりん、と車のキー(だと思う)をならしてみせた。


「ええ!?うわ、良いんですか?お金とりません?」


「とんねーよ!その代わり学校いる間は足引きずれ」


え、なんで?


ぽかんとしていると先生がメガネの奥で「ニヤ」って笑った。


なんかいたずらっ子みたい。


「怪我したお馬鹿な生徒を送る優しい保健室の先生の図、だよ」


「っはあ!?何ですかそれ!てかお馬鹿って失礼な!」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ