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放課後は保健室で

第6章 泣きっ面にぶたさん




「よし!!じゃあお昼一緒に食べよう!」




……あれ?



そうなる?


目の前には満面の笑みでお弁当をかかげる渡辺啓太がいる。


何か私…丸め込まれた?



私の手を掴んでズンズン進んでいく彼の背中を呆然と見ているだけで。


気が付けば中庭に着いていた。


「…ちょっと!離してよっ!!」



慌てて手を振り払うと不思議そうに彼が振り返る。


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