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放課後は保健室で

第6章 泣きっ面にぶたさん




その音がどんどん大きくなってきて、身構える。


保健室のドアが勢いよく開いて駆け込んできたのはショートボブの女子生徒。


一体何があった?


大怪我か!?倒れたりしたか!?


彼女は息を切らしている。


こいつ…見たことある。


ああ、最初に柴崎と来たやつだ。


彼氏が留学先から帰ってきた、みたいなことを言っていたっけ。


何があった。





「…っはあ……先生、助けて」



「は?」


「晴香を助けてっ!!!!」



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