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放課後は保健室で

第7章 help!!




不意に近づいてくる渡辺啓太の顔。


「嫌…」


顔を背けたくても顎を上向きに固定されているため、避けられない。


「やだっ!!」


ギュッと目をつぶる。


唇に熱がふれた。


泣きそうになるのを必死にこらえる。


何とかしなきゃ。


何とか…


ついばむようなキスを何度もされながら必死に考える。


といっても縛られていて動けないし。


………あ、足だ。


縛られているのは上体だけで、足は自由に動ける。


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