放課後は保健室で
第7章 help!!
必死に足をばたつかせるが男の力に女の子の私がかなうわけ無かった。
そのまま足を椅子の腕おきの外側に括り付けられてしまった。
ちょうどM字開脚のように。
「やめて!こんな事してただですむと思ってんの?」
「いい体制だな、お前。ただで済むなんて思ってねーよ。だから…」
ピロリロリン♪と機械音が聞こえた。
はっと渡辺啓太の後ろを見るとオレンジの髪の男が私に向かってケータイを構えていた。
「ぃやっ!!撮んないでよ!」
顔を背けるが開かれた足はどうしようもなく、そのまま撮られ続けていた。
渡辺啓太が近づいてくる。