放課後は保健室で
第8章 到着
「ねえ、けーくん」
彼の手がビクッと緊張したのが肩に伝わって感じられた。
…けーくん?
なんだそれ。
「あんた…ずいぶんイメチェンしたのね」
…知り合い?
「…るせえっ!」
彼の手にぐっと力が入る。
「昔はあーんなに…」
「うるせえっつーんだよ!お前ら!こいつヤっちゃって!!」
え。
体が固まった。
「やりーい!けーたの過去にも興味あるけど君の制服の下の方が興味あるんだーっ」
「おねーさん、こっちで俺らと遊ば」
私の周りにいた男らが結の腕を掴んで引っ張っていく。