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放課後は保健室で

第9章 保健室で恋をしましょう




あ―もうどうしよう。


何てことを言ってしまったんだ。


「変なこと言ってごめんなさいごめんなさいごめんなさい」


やばい。


まじどうしよう。


先生に告白!?


迷惑だ。


迷惑以外のなにものでもないでしょ!?


発車ギリギリで駆け込み乗車してきた個性的な上着(黒地にバラとカブトムシの柄)を着たオバサンが先頭車両から4車両分「ちょっと通りまっせ」と人をかきわけて移動してきたあげく微妙な隙間にお尻を入れ込んで無理矢理座って扇子であおいできっつい香水のにおいを周辺に撒き散らす、より迷惑だ。


その人が隣に座ってる人のゲームをガン見してくる事を上乗せしても、勝てない。



「間違いでたまるかばーか」


「…ふぉへ?」




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