放課後は保健室で
第9章 保健室で恋をしましょう
「よーするに、俺に惚れたってことだろ?」
「いや、その人が挙げ句の果てゲームに口出ししてくるってことも上乗せしても勝てないかと…」
「…は?」
ああ、迷惑オバサン話がつい声に出てしまった。
「や、ちがうけど、じゃなくてえっともしかしたらそうかもしれないけど」
「落ち着け。…俺に、惚れた?」
「…はい」
あ―もう言っちゃったもんはしょうがない!開き直る!
例え『発車ギリ~撒き散らす』に『ゲームの覗き見+口出し』を上乗せした最高に迷惑なオバサンよりも迷惑でもいい。
言う。
「あの、言い直していいですか?」
「…お前の思考回路がどうなってんのかは永遠にわからなそうだが、聞こう」