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放課後は保健室で

第1章 保健室のセンセイ




先生はそのまま私が完全に立ち上がるまで体を起こしてくれた。



あ…、れ。


腕、がっしりしている。


ふにゃふにゃした笑顔、長い前髪とメガネ、おまけに白衣なんて着てるからこんな男らしいなんて思わなかった。



男、と先生を意識してドクンと心臓がひと鳴りした。



「…ふふっ。すっごい体の反りでした。体柔らかいんですね。」



な、なにドクンって!

先生に心臓高鳴ってどうする!




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