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放課後は保健室で

第1章 保健室のセンセイ

ガラガラとドアが閉まる。


メガネを外して前髪をかきあげた。


「…なんかヒヨコみたいな奴だったなあ」

コーヒーに指突っ込むとか始めて見たし、まじ笑いこらえんの大変だった。


まあどうせ、俺に見惚れてたんだろう。

こけたのも俺に抱きつくためだろう。



深いため息をひとつ、つく。



どいつもこいつも…




なまじ外見が良いもんで女には困ったことはない。ちょっと優しくするとホイホイ寄ってくる。


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