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放課後は保健室で

第2章 鍵の落とし物




う―…


いつもは結がいるからって断ってんだけどなあ…。


結がいない今、断るすべが思いつかない。


「…いいよ」


「うっし!」



全く、コイツは空気読めないんか!?


イケメンだと空気読む能力衰えんの!?



周りの空気が明らかにおかしいことに、彼は全く気づかない。


そしてあたしがいやな顔してることにも。

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