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放課後は保健室で

第2章 鍵の落とし物




「うゎ、意外とロマンチスト」


「ロマンチスト言わないでください!」


唇の感触が蘇ってきてゴシゴシ拭う。

あったまきた!


「いくら先生といえど、セクハラで訴えますよっ?」



その言葉に怪しい笑みを浮かべる先生。

なんなのさ!


「お前、面白い女だな」


「意味が分かりません。もう学校から出てって下さい。顔も見たくありません」


そういって私は先生に背を向けてドアに向かって歩き出した。


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