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放課後は保健室で

第2章 鍵の落とし物




「ん―…!」


く…る、しい…

空気!!

息出来ないっ!!


先生につかまれてない方の手で思いっきり胸板を押すがびくともしない。


逆に棚についていた手で私の頭を抑えられた。


先生の背中をバンバン叩く。


がちで、窒息死する!



抵抗の甲斐あってかようやく離れてくれた。

そのまましゃがみ込んで大きく息をする。

「…んっハアハア……っせんせ、馬鹿っ!何してんですかっ!」


見上げて先生を睨む。

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