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放課後は保健室で

第2章 鍵の落とし物




ズコッ


やっぱりそっちかい!!


「んじゃ、鍵は俺が持ってるから。必要な時借りに来て」


「っえええ!?返してくれるんじゃないですか?」


チャリンと鍵を投げてはキャッチして遊ぶ先生。


「ちげ―よ!鍵なんか生徒に持たしてられっかよ」


「そんなぁ―っ」


頭を抱える。


「大丈夫だよ、サボリに来てもふつ―に貸してやっからさ」


そう言って頭をぽんぽんされる。


相変わらず色気はでているものの、この手は小さい子をあやすようなあたたかさがあった。


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