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三角関係ときどき四角

第2章 夫と娘の秘密

舞彩は僕に依存していることを
舞彩自身は気付いていない。


僕はそんな舞彩を利用しているが
それではあまりにも舞彩が不憫。


それに僕が欲しいのは18歳の千夏であり
舞彩が成長を重ねていくうちに
あの頃の千夏は遠退いていく。


それはもう僕にとっての千夏ではない。


だから僕は舞彩に提案を持ち掛ける。


「その彼と結婚して、ここに住みなさい」


早かれ遅かれ舞彩は結婚する。


同居となれば舞彩を手放さずに済む。


長く見積もってもこれからの二年間は
舞彩は18歳の千夏でいてくれる。

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