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三角関係ときどき四角

第3章 それぞれの思惑

二度と来ないと誓った陵介のアパートで
一時間ほど待ち伏せていると
陵介が帰ってきた。


「陵介……どういうつもり?」

「説明は部屋でするよ。入って」


陵介は意外にも落ち着き払っていた。


「……お邪魔します……ぇッ……ちょッ」


途端に抱き締められ
唇を重ねられて……


「千夏……やっと会えた」


私だって……会いたかった。

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