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三角関係ときどき四角

第6章 リセット

しかし……舞彩ではなくて……


『……くん……ぅふぅ……ぁあッ……』


「リョウくん」だか「リュウくん」だか
聞き取れなかったが
男の名を呼びながら秘め事をしている
全裸の珠理ちゃんだった。


僕はそっと扉を閉めると
タクシーで実家に帰宅した。


後に聞いた話だと
珠理ちゃんが住んでいた寮の風呂が
壊れてしまったらしく
千夏の自宅にシャワーを借りにきたと
いうことだった。

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