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三角関係ときどき四角

第7章 心機一転

「我が子に……舞彩に……隆哉は手を出した。
最低。人間のクズだわ」


舞彩のこととなれば
これまで塞いでいた口も開く。


ありとあらゆる罵倒する言葉を
並べ立てても足りないくらい。


「あの頃の千夏に舞彩を重ねていました」

「正当化してるつもり?」

「謝罪したところで許してもらえるとは
思えないから、せめて僕の意を伝えようと」

「所詮は言い訳でしょ。聞きたくない。
それに気持ちが悪い」

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