テキストサイズ

三角関係ときどき四角

第11章 終わりと始まり

「舞彩のバイトは俺が決めてやる」

「……不安」


親父は仕送りをしてくれると言っていたが
それだけに頼るのではなく
最低でも生活費だけは
自分で工面したい。


「仕出し弁当屋の募集がある。
残り物に期待出来そうだし、決まりだな」

「だったらコンビニがいいッ!」

「ダメ。却下」


舞彩が接客業なんて気が気じゃない。


「どうしてよッ!」

「どうしても」


それだけ舞彩を好きってこと。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ