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三角関係ときどき四角

第12章 怪文書の行方

「……って具合にさ、俺たち三年前から
相思相愛だったのよ」


虎二は余程嬉しいのか
同じ話を何度も繰り返す。


「俺と付き合う?って聞いたらさ……」

「顔を真っ赤にしてコクンと頷いた。
って、もう覚えちゃったよ」

「まぁまぁ、大事な話はここからよ。
聞きたいか?しょーがねーなー」


そろそろ僕も出掛けなきゃならないんだけど。


虎二には教えていないけど
消極的な僕にも最近カノジョが出来た。

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