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三角関係ときどき四角

第2章 夫と娘の秘密

その証拠に隆哉先生は
私の手をギュッと握った。


その汗ばんだ震える手を
恋人繋ぎで握り返した。


その間は一秒たりとも
歩みを止めることなく
ラブホテルへと足を踏み入れた。


ラブホと男性と性に対しての興味が
私をラブホテルへと導いた。


それと……


日頃から口数が少なく
余計なことは一切口にしない隆哉先生の
秘めた想いを知りたかった。

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