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もし世界で自分だけの法律があったら

第14章 一生懸命なやつ






「中男。」





振り返るとそこには夜桜がいた。




「よ、夜桜!どこいってたんだよ」





「薫さんと散歩です」




「こんな遅くまで…危ないだろ?」





「そんなことはどうでもいいです。中男。私と散歩しましょう」







おれは知っていた。
夜桜がおれを散歩に誘うイコール、手助けが必要そうな人のところにおれを導く。




こうなったら、絶対散歩に行かなくてはいけない。




なぜなら、わたくし中仕中男は法律を守らないといけないから。




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