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もし世界で自分だけの法律があったら

第1章 負のピタゴラスイッチ




わたくし、中仕中男(なかじ なかお)は、何もかもが中の下というとても中途半端な男です。




小学校では六年間、野球をして、中学ではバスケをし、高校では帰宅部。

ね?中途半端でしょ?(笑)




しかも、この名前…親が離婚したため「中」が名字にも名前にもついてしまうという、イヤがらせ以外の何ものでもないような名前になってしまいました。




あとわたくし、中仕中男は基本ついてません。



イヤなことばかり起きます。







そして、前々から思っていた、「おれ、神様に嫌われてんじゃね?」という疑問が確信に変わる出来事が………突然、訪れました。





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