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もし世界で自分だけの法律があったら

第1章 負のピタゴラスイッチ




ミーンミーンとセミの声が聞こえる中、わたくし中仕中男は夏休みの夏期講習に行くため、テクテクとゆっくり歩いていました。





しっかし、この日もついていない。





起きるのが遅れたため朝食を食べずに食パンを口にくわえて家を出ました。




本当に時間がヤバかったから、急いだらチャリとぶつかり食パンを落とす。




仕方なく、食パンちゃんに別れを告げて先を急ぐ。




信号運も悪い。

時計を見た頃には近道をしないと間に合わない時間になっていた。





「仕方ない!」と近道をする決意をするが案の定近道は工事中。





そして、この世界はわたくし中仕中男に負のピタゴラスイッチを見せつけ、同時に「遅刻」という不幸を突きつけたのでした。



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