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もし世界で自分だけの法律があったら

第6章 いつのまにか大人の階段をのぼる


夜。


布団の中でわたくし中仕中男は考えていました。

今日の出来事のことを。

蹴り落とされてしまった人のこと、
あのひとは本当に幸せだったのだろうか、


それと伊吹さんのこと、伊吹さんと一緒にいた男が口にした「法律」という二文字……



詳しいことは知らないけど、男が言った「法律」というのは、内容こそ違えど、紛れもなく、夜桜がおれに渡した法律と同じだ。



今日はいろいろなことがあり過ぎた……。


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