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もし世界で自分だけの法律があったら

第11章 コイツの笑顔を守りたい


おれは、ふと気づいた。






少女のことに。






見ると少女はテーブルの
下にいた。



物を投げているのでそれ
が当たらないようにだろ
う。






そして、、おれと目があ
った少女は、今にも泣き
出しそうなのをこらえて
いた。







そして、必死でいつもの
笑顔を作ってこう言った。









「オジサン、お仕事で何
かあったの?物とか投げ
ちゃあぶないよ?」









おれは今、自分の目の前
に立っている少女の不格
好な笑顔にハッとした。



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