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好きな人が1人から2人に!

第5章 ~進展するお泊まり会~

普通は、高校を卒業した状態の18歳じゃないと買えないから、友達に貸してもらうのが定番か。

「僕の場合、ゲイDVDとかゲイ雑誌とかアダルトグッズは無料で送られてくるから、いちいち店で買わなくて済むんだ~♪」

「そうなのか?」

「お母さんの仕事関係上
BLだけじゃなくて、ゲイ関連のグッズとかの仕事も舞い込んできた影響でね」

「おぉ~!
めちゃくちゃ良いじゃん!」

羨ましそうな目で、僕を見る龍一君。

「良かったら、機会があれば貸そっか?」

「良いのか?」

「うん
何なら、次に僕の家に来た時でも僕の部屋で、2人で鑑賞会でもする?」

「泉~!♪」

そう言うと、龍一君は目をキラキラ輝かせながら、思い切り僕の事を抱き締めてきた。

「りゅ、龍一君……く、苦しい…よ…。」

「あっ、泉ゴメン!」

慌てながら、パッと僕から離れる龍一君。

それから少しして、15時になった頃。

部屋のドアが、ノックされる。

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