テキストサイズ

好きな人が1人から2人に!

第6章 ~泉の恋人~

「……。」

もしかして、これはチャンスか?

ひょっとしたら、上手く言えば軽くエッチ出来る可能性あるかも……よし!

「なぁ、いず―――――」

その時、泉のスマホから着信音が鳴る。

「あ、電話だ」

ズボンのポケットから、自分のスマホを取り出す泉。

「ロークからか
はい、もしもし?」

通話相手は、ロークさんからなのか。

「うん、だから大丈夫だって
ロークは、いちいち心配症だなぁ…。」

少し、呆れた表情をする泉。

「もう、じゃあ切るよ」

ロークさんとの通話が終わって、泉は俺の方を見る。

「龍一君、さっき何か言いかけてなかった?」

「ううん、何でもないぞ♪」

「そう?」

「おう」

何かちょっと、気分が削がれてしまったしな。

◇富崎邸2階・ロークの部屋◇

-ローク視点-

「泉坊ちゃまは、大丈夫だと仰っていたが…。」

「ロークさん、その重度な心配症どうにかならないんですか?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ