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好きな人が1人から2人に!

第6章 ~泉の恋人~

龍一君は一旦、深呼吸をして真剣な表情で口を開く。

「俺、泉の事が好きだ!」

「えっ!?」

まさかの、龍一君からの告白に驚いた。

「えっと、それは友達としてじゃなくて…。」

「恋愛の意味で、お前の事が好きなんだ」

「えっと、あの……その…。」

龍一君からの愛の告白に、驚きと戸惑いを隠せない状態になる。

「泉が戸惑う気持ちもわかる
ロークさんの事を好きなの知ってるのに、告白して悪いと思ってるんだが…。」

「あの、龍一君…!
その事について、僕からも龍一君に話したい事があるんだよ」

「話したい事?」

龍一君に、言わなきゃ!

今の、自分の気持ちを全部。

ロークに対する気持ちと、龍一君に対するそれぞれの気持ちを…!

「あのね、ロークに対する今の気持ちなんだけど…。
もう、好きじゃなくなったんだ…。」

「えっ、どういう事だ?
だって、あれ程…。」

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