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好きな人が1人から2人に!

第6章 ~泉の恋人~

「泉よりも身長が大きくて、強くて優しくて守ってくれる年上か同い年
それでいて、ありのままの泉自信を受け入れてくれる人だろ?」

「うん、だけどね
ロークは、結局ありのままの僕自信を受け入れる事はなかった」

龍一君に、ロークの生い立ちを話した。

それから、ロークはお母さんに多大な恩を感じていて、お母さんへの恩返しを動力にして日々を頑張っている事。

僕の専属執事として、僕に仕えているのもお母さんに言われて、お母さんに恩返しする為が1番の原動力って事。

「ロークは、僕が素の自分を出す事を拒んでいるんだ」

富崎家の跡取りとしての相応を、常に身につけているのを望んでいる事。

ロークに対し、苦しくてしんどくなる時も何度もあり、本当の僕を見てくれないという不満が多くなった事を打ち明けた。

「その点、龍一君は本当の自分を曝け出しても、笑顔で受け入れてくれた
富崎家の跡取りとしてではなく、富崎泉としての僕をありのままに」

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