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好きな人が1人から2人に!

第2章 ~主人と従者~

終わりのHRも終了して、放課後がやって来る。

「泉
親睦会も兼ねて、一緒に昼飯でも食べないか?」

「うん、もちろん!」

あとで、ロークにメールしとこっと。

「その前に、松岡先生と少し話して来て良いか?」

「良いよ」

「俺の父さん、この高校の卒業生なんだ
松岡先生は、父さんが1年と3年の時の担任なんだって」

「へぇ~、そうなんだ!」

龍一君のお父さん、ここが母校なんだ。

「ゴメンな」

僕に謝りつつ、龍一君は教室を出ようとする松岡先生を呼び止める。

「よう、さっきは本当にありがとな!」

後ろの席の男子が、笑顔で話しかけてきた。

「うん
えっと、豊永(とよなが)君だよね?」

「おう!」

良かった、名前あってて。

「豊永旭(とよながあさひ)だ
富崎泉であってるよな?」

「うん」

「泉って呼ぶから、俺の事も旭で良いぜ!」

「うん、わかった」

僕は、旭君ともアドレス交換をした。

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