無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「だから、泉も気にしなくて良いんだぞ！
泉は、優しくて良い奴ってわかってるから」

「龍一君……ありがとう…！」

龍一君は、僕の事を優しくて良い奴って言ってくれたけど、龍一君こそ優しくて良い人だよ。

それに、強くて格好良いし。

「泉坊ちゃまは、良いお友達が出来て本当に良かったですね！」

ロークも、嬉しそうに僕と龍一君を見て言った。

その時、部屋のドアがノックされる。

「入って良いよ」

僕が許可をしたら、ドアが開いて制服に着替えた皇人と佳乃と奏が入って来た。

「あ、さっきの」

「あの、先程は泉坊ちゃまを守って頂いて、ありがとうございました」

「確か、龍一様と言うんでしたよね？」

「本当に、感謝しています」

３人は、龍一君にお礼を言う。

「いえ、そんな…。
友達として、当然の事をしたまでっす」

「改めて、自己紹介します
僕は、富崎家に仕える執事の天照皇人と言います
よろしくお願いします」