テキストサイズ

好きな人が1人から2人に!

第4章 ~苦悩する2人への恋~

「私は、富崎家に仕えるメイドの藤井佳乃って言います
よろしくお願いします」

「同じく、富崎家に仕えるメイドの藤芳奏って言います
よろしくお願いします」

皇人に続いて、佳乃と奏も龍一君に自己紹介をする。

「よろしくお願いします」

そんな3人に、お辞儀をする龍一君。

「それでは、泉坊ちゃま
今から、お飲み物をお持ちしますね」

「龍一様、お飲み物はミックスジュースでも大丈夫ですか?
坊ちゃまは、ミックスジュースが大好きなんですよ」

「大丈夫ですよ」

奏の質問に、龍一君は応えた。

「それでは」

「失礼します」

佳乃と奏は、僕の部屋を出て行く。

「あの、龍一様
もしも、差支えがなければですけど
僕と、手合わせしてもらえませんか?」

「俺とっすか?」

皇人の突然の申し出に、龍一君は少し驚く。

「はい
龍一様のジークンドーを拝見して、相当の強者とお見受けいたしました」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ