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◇富崎邸１階・食堂◇

「「「「「おはようございます、泉坊ちゃま」」」」」

食堂に入ったと同時に、他の執事やメイド達が僕にお辞儀をして挨拶をする。

「おはよう」

僕も皆に挨拶を返し、いつもの席へ座る。

「坊ちゃま」

家で雇ってるシェフ長の、空上朝陽(そらうえあさひ)さんが僕のとこへやって来た。

「今日の朝食は、厳選したお米で炊いた白飯、蟹肉入りのフカヒレのスープ、厳選した鯖の味噌煮でございます」

「頂きます」

先ずは、蟹肉入りのフカヒレスープを口にする。

「うん、美味しい！」

「ありがとうございます」

その後も、順番に料理を食べていく。

「ご馳走様」

すると、シェフ長の朝陽さんが飲み物が入ったグラスを、僕の目の前まで持って来て僕に渡す。

「坊ちゃまがお好きな、フルーツミックスのスムージーでございます」

「シェフ長、ありがとう」

朝飯後、僕はネクタイをして鞄を持って食堂を出た。