好きな人が1人から2人に!
第4章 ~苦悩する2人への恋~
ロークは、僕が素の自分を出す事を拒んでいる。
富崎家の跡取りとしての相応に、常に身につけている事を望んだり、お母さんへの恩返しを第一の動力として生きているローク。
彼に対し、苦しくてしんどくなる時も何度もあった。
本当の僕を見てくれないという不満も、ないって言えば嘘になる。
その点、龍一君は本当の自分を曝け出しても、笑顔で受け入れてくれた。
富崎家の跡取りとしてではなく、富崎泉としての僕をありのままに。
「いったい、どうすれば…。」
◇富崎家2階・ロークの部屋◇
-ローク視点-
「……。」
書類整理をしながら、坊ちゃまの事を考えていた。
「泉坊ちゃま、俺はいつかあなたに…。」
学校のご学友やご親族に対しては我慢するが、俺以外の使用人達に素の坊ちゃまを見られたくない。
俺だけに、素の泉坊ちゃまを見せて欲しいあまり、ついつい説教をしてしまう…。
「いつか、告白する時にその気持ちもお伝えします…。」
富崎家の跡取りとしての相応に、常に身につけている事を望んだり、お母さんへの恩返しを第一の動力として生きているローク。
彼に対し、苦しくてしんどくなる時も何度もあった。
本当の僕を見てくれないという不満も、ないって言えば嘘になる。
その点、龍一君は本当の自分を曝け出しても、笑顔で受け入れてくれた。
富崎家の跡取りとしてではなく、富崎泉としての僕をありのままに。
「いったい、どうすれば…。」
◇富崎家2階・ロークの部屋◇
-ローク視点-
「……。」
書類整理をしながら、坊ちゃまの事を考えていた。
「泉坊ちゃま、俺はいつかあなたに…。」
学校のご学友やご親族に対しては我慢するが、俺以外の使用人達に素の坊ちゃまを見られたくない。
俺だけに、素の泉坊ちゃまを見せて欲しいあまり、ついつい説教をしてしまう…。
「いつか、告白する時にその気持ちもお伝えします…。」