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好きな人が1人から2人に!

第4章 ~苦悩する2人への恋~

「ロークの事は、ずっと好きだけど…。」

でも、ロークは僕の事を主人と坊ちゃん、弟のようにしか思ってないだろうな…。

それに、ロークも同性が好きな確率も低いし…。

いつか、ロークにも綺麗な恋人が出来るのかな…?

そうなったらなったで、ショックと寂しい気持ちが出て来るかもだけど、そこは主人として素直に祝福する。

でも、少しでも可能性があるなら…。

「……。」

まぁ、可能性も0に等しいだろう…。

ロークは、お母さんに多大な恩を感じていて、お母さんへの恩返しを動力にして日々を頑張っている。

僕の専属執事として、僕に仕えているのもお母さんに言われて、お母さんに恩返しする為が1番の理由だと思う。

「きっと、僕の事は二の次なんだろうなぁ…。」

正直、龍一君の事も好きになってから、自分の中で迷いが生じていた。

「ロークと龍一君
2人の事は、同じくらい好き……でも…。」

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